大阪で活動するコピーライター/プランナー仲山さとこです。

地元である島根県は安来市にある、安来市加納美術館へ。

落ち着いた佇まいで、中はとても広いです。

安来市加納美術館外観

HPには、次のように記されています。

 

当館は、平成8年(1996年)11月1日安来市広瀬町布部(ふべ)(旧広瀬町)に開館しました。

設立は、故加納溥基により郷里の文化の発展を願って、文化活動や生涯学習の拠点となるよう願って設立されたものです。

設立の動機は溥基の父であり画家であった加納辰夫(雅号 莞蕾(かんらい))の作品を収蔵したいとの思いと、戦後莞蕾がフィリピン日本人戦犯助命嘆願活動を起こし、6代フィリピン大統領エルピディオ・キリノ大統領ほかに送った300通に及ぶ嘆願書の往復書簡の控えを保存したいとの思いからです。また、同時に広瀬出身の芸術家から寄贈された作品を収蔵してほしいとの強い要請を受けてのこともありました。

 

わたしが岡山から大阪に転居し、宣伝会議コピーライター養成講座に通っていた時のこと。

同じクラスの同郷の方から紹介されたのが、加納莞蕾さんのお孫さんに当たる人でした。

仕事で大変お世話になり、加納美術館にもいつか行きたいと思っていました。

ようやく実現しました。

 

こちらの絵は撮影可でした

 

この日は「葉祥明原画展ー平和への祈りー」が開催されていました。

葉祥明(よう・しょうめい)氏は、絵本作家としてご活躍です。

平和に対する想いや活動については、加納莞蕾とも通じるものを感じました。

 

加納莞蕾の絵を多数見ることができ、また、平和活動にいかにして取り組んでいらっしゃったのか、中でもフィリピンに戦犯として収容されていた日本兵を助けるための活動について詳しく知り、感銘を受けました。

島根にこのようなご立派な方がいて、しかもそのお孫さんと一緒にお仕事させていただけたことをありがたく思いました。

安来市加納美術館を訪問

2019年10月25日


投稿ナビゲーション