大阪で活動するコピーライター/プランナー仲山さとこです。
新型コロナが広がり、不安で不便な日々が続いています。
マスクが買えないのなら、自分で作ってみようと思って裁縫箱を探ってみたら、「リント布」というのが出てきました。
リント布とは、本来は軟膏を塗って使う布だそうです。
綿100%で、ガーゼより目が詰まっています。
ネットでマスクの作り方を探し、見よう見まねで縫ってみることにしました。
クローゼットから裁縫箱を引っ張り出します。
ボタン付け以外で針と糸を使うのは久しぶりです。
2枚の布を中央で立体的に縫い合わせることで、呼吸がしやすい仕様になっています。
お裁縫が得意でないわたしは、案の定、失敗してしまいました。
裁断した2枚の布は左右対称ではありません。
左右か上下を間違えて縫い合わせてしまったのです。
途中でマスクの形が変だと気付き、ほどいてやり直しました。
最後は左右にゴムひもをつけて完成です。
出来上がったマスクは、少々いびつな形ではありますが、装着すると肌触りがとても心地よかったです。
さすが綿100%だなと実感しました。
今回のマスクづくりでは、うれしい発見がありました。
それは、お裁縫には心を落ち着かせる効果があるということです。
2時間ほど、静かに針と糸を動かす作業に没頭しました。
失敗に気づいて縫い直しているときも、不思議とイライラしませんでした。
コロナ対策のためのマスクづくりとはいえ、お裁縫は楽しいものでした。
また、平たい布が立体的なマスクになっていくのもおもしろかったです。
こういうときだからこそ、手先を使った「ものづくり」を楽しむのは、精神衛生的によさそうです。
リント布で立体マスクを縫ってみた
2020年3月9日