大阪で活動するコピーライター/プランナー仲山さとこです。

「図書館」の別名を考えるとしたら……それが今日のブログのタイトルです。

大阪市立中央図書館

たいていのことはネットでサッと調べられる時代です。

でも、ネットでは調べきれない、あるいは確実な情報であるのかどうか疑問を感じることがあるのも事実です。

わたしはよく図書館を利用します。

調べものがあってもなくて、図書館に寄るのが大好きです。

そして、図書館の中でも、西区にある「大阪市立中央図書館(愛称:辰己商会 中央図書館)」は、わたしのサード・プレイスならぬセカンド・プレイス(わたしは自宅兼職場ですので)とも呼べる愛すべき館。

公式サイトには

 

地下1階から3階までの閲覧室に約30万冊の本をテーマ別に並べています。

 

と紹介されています。

30万冊……!!

ありとあらゆるジャンルの本を自由に、しかも無料で読めるのです。

図書館を訪れるたび、「わたし、今、宝の山に来てる」と思っています。

 

実際、図書館で調べたことがビジネスに役立った経験が何度もあります。

まるで頼もしいビジネス・パートナーで、ときにはわたしの頭脳の一部になってくれます。

 

以前、仕事の関係で「まり(ボール状のまり)」について調べたときのことです。

まりは、現代の生活ではあまり見たり使ったりするものではありません。

それだけにネット検索しても情報量が少なく、思うような情報収集ができませんでした。

そこで図書館に出向き、まずはPCが設置されたデスクへ。

検索システム「OMLIS(オムリス)」を使います。

まりは民芸、手芸、歴史、子どもの遊び道具など、複数のジャンルにまたがっています。

「まり」「マリ」「毬」「鞠」と表記が4つあります。

「てまり」や「蹴鞠」もあります。

「OMLIS(オムリス)」ではかなりの検索ヒット数でしたが、今度は絞り込むのに困ってしまいました。

司書の方に相談すると、代わりに検索してくださいました。

司書が使うPCも、おそらく図書館利用者用の「OMLIS(オムリス)」と同じシステムだと思います。

でも、きっと司書ならではの検索のコツをお持ちなのでしょう。

数分後には、わたしが理想とする「まり」の本の候補をいくつか提示してくださいました。

そして、司書の方が書庫から本を取り出す時間(いつも15分といわれます)を合わせても、トータル20分ほどで手にすることができました。

 

大阪市立中央図書館が好きな理由はまだまだあります。

館内は座席やテーブルが豊富で、好きな本を好きな場所で読むことができます。

調べ物をするときにPCを使う人のために、コンセント付きの専用ルームもあります。

また、図書館入口の左のスペースには飲食ができるテーブルと椅子が置かれています。

建物外にはこのような本をかたどったオブジェも。

「municipal」は「市営」「市立」という意味だそうです

 

図書館は調べものだけでなく、アイデアを広げるのにもうってつけの場所です。

近いジャンルの本を読んでヒントを得るもよし、あえて違うフロアや違うコーナーに行って気分転換するもよし。

何気なく手にした本から、思わぬアイデアが浮かぶこともあります。

 

図書館は宝の山。今までもこれからも、なくてはならないありがたい場所です。

図書館~頭脳と空想、宇宙と時空を詰めこんだ宝の山~

2023年9月18日


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