大阪で活動するコピーライター/プランナー仲山さとこです。
以前のわたしは持ち物がとても多く、岡山から大阪に引っ越すときは一人暮らしなのに4トントラックがパンパンでした。
ある日、姉にフリーマーケットに誘われました。
家の中を見渡すと、長らく使っていないもの、なくてもいいものがかなりあることに気づき、初めてフリーマーケット出店を申し込みました。
当日の朝、姉の車に積み込み、フリーマーケットの開催会場である弁天町のアトリウムへ。
一角にシートを広げ、服、靴、本、雑貨などを並べました。
値札は前日に貼っておきました。剥がした後も跡が残らないように、ビニルテープを使うのがおすすめです。黄色などの派手な色に油性ペンで書くと目立ちました。
会場には個人のほか、ご商売をされていると思われる方など、たくさん出店していました。
初めてのフリーマーケットは、「本当に売れるのだろうか?」と半信半疑でのぞみましたが、予想とは裏腹にお客さんが次々とやって来ました。
値段交渉される方もいて、わたしはあまり着ていないコートを100円で売ったりもしました。買ってくださったのはモデルのような背の高い黒人女性でした。わたしには丈がかなり長めでしたが、この方にはとても似合うと思いました。
また、荷物を運ぶために持ってきていたトランクを間違えて買われそうになったり、ほかの出店者を見て「服や帽子を売るなら鏡を置いておくといいのか」と勉強になったり、なかなか楽しい時間を過ごしました。
帰宅して、部屋もクローゼットもすっきりしたのを見てうれしくなりました。
さっぱりとした気持ちになり、モノが減ったぶん心が満たされるという、不思議な満足感を得ました。
その後、偶然にもお片付けが得意な芸人さんのお仕事をお受けしたことも重なり、モノを増やしすぎない暮らしを意識するようになりました。
時代は進化し、今では「ヤフオク(Yahoo!オークション)」や「メルカリ」など、ネットフリマが定着しています。
コロナ禍もネットフリマ増加の要因のひとつになったのではないかと思います。
わたしも先日、ファッション小物、漫画、CD、DVDなどを売りました。
コンビニから匿名発送をしたのですが、システムが確立されていて感心しました。
顔を合わせて、品物や値段のやりとりをするのがフリーマーケットの醍醐味です。
ネットフリマは、売る側と買う側、どちらも匿名でのやりとりが可能です。
同じフリマといっても直接の売買とネットフリマでは180度異なる面があり、それぞれの良さがあるようです。
2024年2月6日