大阪で活動するコピーライター/プランナー仲山さとこです。
JR阪和線に乗り、初めて「信太山(しのだやま)」駅で下車。
目的地である「大阪府立弥生文化博物館」に向かって歩きます。
風情を感じる街並み。
あ!提灯が吊るされています。
どこからか聴こえてくる笛や太鼓、そして威勢の良い掛け声。
だんじりの試験曳が行われていました。
岸和田のだんじりは9月ですが、このあたりは10月なのだそうです。
試験曳とはいえ、法被に身を包み、頭にはねじり鉢巻きの本番さながらの雰囲気。
リーダー格と思われる年配の男性が皆に向かって「池上町は…」と大きな声で語り掛けるさまも格好よく、「撮影は控えよう」という気持ちになり、静かに見学させていただきました。
本番と違うのは進むスピード。住宅地の角をゆっくりと、歩く速さで回ります。
「来週はこの直角を走り抜けるのだろうか」となぜかこっちが緊張してしまいました。
ちなみにわたしが目撃したのは信太山駅近く「池上町」のだんじりです。
後で調べたところ、池上町は和泉市にある町ですが、和泉市ではなく泉大津市のだんじりだそうです。
「池上町祭礼委員会」のサイトによると下記のように記されていました。
池上町は和泉市ですが、明治末期の神社合祀の際に氏神社を現在の泉大津市にある曽禰神社に合祀したため、同市の曽根・助松地区に所属しております。
目的地の「大阪府立弥生文化博物館」に到着。
弥生時代に発展したという米つくり、卑弥呼のこと、住まい、食べ物、着物、お墓など、さまざまな弥生文化に触れることができました。
また、これほどたくさんの弥生式土器を見たのは生まれて初めてでした。本物の土器を手で持てるコーナーもあり、実際に持ってみたりもしました。
龍が中国から伝わったのも弥生時代だそうです。
何年ぶりに記念スタンプも楽しみました。↓↓↓
左上は、入場時にプレゼントしていただいた龍のステッカーです。
この日は「開催30周年記念 発掘された日本列島2024」と「地域展 大阪に伝来した龍」の期間中でした。
龍が中国生まれというのはしっくりきますが、それが弥生時代に日本に伝わったことを初めて知りました。
今まで、龍がいつから存在しているのか、考えてみたこともありませんでした。
中国の龍は日本の弥生時代よりはるか昔に生まれていると思うのですが、そもそも龍とは架空の生き物だったはず。
では、「龍という概念」が生まれたのはいつだろうと考えるべきなのか。
いや、概念が生まれた時期など決めることができるのであろうか。
そして、今、私が考えているこのことは何という現象だろうか。
頭がぐるぐるしました。
とりあえず、次の目的である紅しょうがのライブに向かいました。
2024年10月6日