コピーライター仲山さとこです。
原稿を書くとき、ときどき現れる誤変換。
同音異義語が多い日本では、宿命ともいえる現象です。
もちろん、仕事上はNGです。
でも、カタカタとキーボードを打ちながら気づいた瞬間、吹き出しそうになることがあります。
①トーべ・楊孫?
ムーミンの生みの親とは?
正:トーベ・ヤンソン
誤:トーべ・楊孫
フィンランド生まれのトーベ・ヤンソンさんですが、誤変換では中国人のような名前になりました。
ファーストネームがカタカナなので、国際結婚にも見えます。
②抹社ー?
ゆでたジャガイモをつぶす便利なキッチンアイテムと言えば?
正:マッシャー
誤:抹社ー
抹茶製造会社のような雰囲気です。
③溶質と和室?
インテリアのコピーを作っているときに出現しました。
「洋室と和室、どちらにも合う」と書こうとして現れた誤変換です。
ちなみに、溶質とは液体の中に溶けている物質のことらしいです。
和室と並べて使うことはないでしょう。
もはや意味をなさない誤変換は、気づきやすいので助かります。
④毛根素材?
ニットのコピーを書くときに出てきた誤変換。正しくは「毛混素材」です。
毛根素材…全然あったかくなさそうです。
⑤会う飛ばす?
正:アウトバス
誤:会う飛ばす
たとえば、洗い流さないトリートメントなどを紹介するときに、「アウトバス」という言葉を使います。
誤変換では、「久しぶりに会ったとたん、ぶっ飛ばす」のようなイメージが浮かびました。
⑥廊下の帽子?
皆さんは、帽子の収納場所を決めていますか?
玄関に近い廊下などに掛けている人も多いのではと思います。
①~⑤のようなわかりやすい誤変換に見えないところが、かえってこわいです。
このとき、本当は「老化の防止」としたかったのです。
wordに学習能力があるおかげで、誤変換は、よくもわるくも1度きりがほとんどです。
そういう意味では、一期一会のようなものなのかな?とも思うのです。
2017年7月20日